2020年02月11日
「警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定について依命通達」
「警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定について依命通達」
各管区局長総監本部長
警察庁次長
本庁局課長校長所長宛
このたび、自衛隊法第96条第1項に定める犯罪の捜査に関し、当庁と防衛庁との間に別添のとおり協定が結ばれたので、その運用に遺漏のないようにされたい。
命により通達する。
(別添)警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定
国家公安委員会と防衛庁とは、自衛隊法(昭和29年法律第165号)第96条第1項に定める犯罪の捜査に関し、相互に協力するため、次のように協定する。
第1章 捜査の分担及び調整
(捜査の分担)
第1 自衛隊の施設(自衛隊の使用する船舶、庁舎、営舎その他の施設をいう。以下同じ。)内で行われた犯罪は、警務官(警務官補を含む。以下同じ。)が捜査を行うものとする。ただし、自衛隊の隊員(自衛隊法第96条に定める隊員をいう。以下同じ。)又は自衛隊の所有し、若しくは使用する物件に関係がない犯罪は、警察官が捜査を行うものとする。
2 自衛隊の施設外で行われた犯罪は、警察官が捜査を行うものとする。ただし、自衛隊の規律維持又は秘密保持に直接関係がある犯罪及び警務官が逮捕した現行犯人に係る犯罪は、警務官が捜査を行うものとする。
3 事案の性質により前2項の規定によることが適当でないと認められる犯罪については、前2項の規定にかかわらず、警察官と警務官とは、協議の上その分担を定めるものとする。
(捜査の調整)
第2 警察官と警務官との間に犯罪の捜査が競合していることが判明したときは、警察官と警務官とは、協議の上、第1の規定の趣旨に従って捜査の担当を定め、事件の引継ぎを行うものとする。
2 警察官が捜査している事件と警務官が捜査している事件とが関連していることが判明したときは、警察官と警務官とは協議の上、第1の規定にかかわらず、捜査に着手した時期、その後の捜査の便宜等を考慮して捜査の担当を定め、事件の引継ぎを行うものとする。
3 前項の場合において、警察官が捜査している事件が自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪に係るものである場合においては、警察官と警務官とは、相互に協議し、警察官が一括して処理することが適当と認めたときは、警察官に事件の引継ぎを行うものとする。
4 第1の規定により難い特別の事情があるときは、警察官と警務官とは、互に他にその捜査を依頼することができる。
第2 捜査の協力
(捜査の援助)
第3 警察官と警務官とは、犯罪の捜査に関し相互に援助を依頼することができる。
2 前項の規定により援助の依頼があったときは、依頼を受けた警察官又は警務官は、支障のない限り、これに応ずるものとする。
(相互通報)
第4 警察官と警務官とは、犯罪の捜査について参考となる事項を相互に通報するものとする。
2 警務官は、犯罪の捜査にあたり、この協定により警察官が捜査を分担すべき犯罪又は自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪を認知したときは、すみやかにこれを警察官に通報するものとする。
3 警察官は、犯罪の捜査にあたり、この協定により警務官が捜査を分担すべき犯罪を認知したときは、すみやかにこれを警務官に通報するものとする。
(施設内における捜査)
第5 警察官は、この協定により警察官が分担又は担当すべき犯罪の捜査を自衛隊の施設内において行う必要がある場合には、警務官にその捜査を依頼するものとする。
ただし、警察官が自ら捜査を行う特別の必要がある場合は、この限りでない。
2 警察官は、前項ただし書の場合又は自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪の捜査を自衛隊の施設内において行う必要がある場合には、当該施設を管理する自衛隊の各機関(防衛庁本庁の内部部局、幕僚監部、統合幕僚会議、部隊、機関及び附属機関をいう。以下同じ。)の長に連絡してその捜査を行うものとする。この場合において、連絡を受けた者は、その捜査に必要な便宜を供與するものとする。
(逮捕の通報)
第6 警察官は、自衛隊の隊員を逮捕しようとするときは、あらかじめその隊員の所属する自衛隊の各機関の長に通報するものとする。
ただし、現行犯人を逮捕する場合その他やむを得ない事情がある場合には、逮捕したのち、速やかに通報するものとする。
(便宜供與)
第7 警察官は、警務官から鑑定、指紋対照その他の鑑識施設、鑑識資料若しくは鑑識技術の利用又は鑑識職員の派遣について依頼を受けたときは、支障のない限り、これに便宜を供與するものとする。
2 警察官は、警務官から留置場、調室その他の警察の施設の使用について依頼を受けたときは、支障のない限り、これに便宜を供與するものとする。この場合において、警察官から要求があったときは、警務官は、支障のない限り留置した被疑者の看守に必要な警務官を派遣するものとする。
3 警務官は、指紋、手口、写真、偽造通貨、銃器弾丸その他の必要な鑑識資料を警察官に送付するものとする。
(逮捕等の依頼)
第8 警察官と警務官とは、被疑者の逮捕、被疑者又は参考人の呼出し、取調べ、ぞう品の手配、その他の捜査に関し必要な事項を相互に依頼することができる。この場合において、依頼を受けた警察官又は警務官は、これに応じて必要な処置をするものとする。
(護送)
第9 第8の規定により被疑者の逮捕を依頼するにあたっては逮捕した被疑者の護送に関し、あらかじめ協議の上、必要な取決めを行うものとする。
2 前項の取決めについては、依頼を受けた側が被疑者を逮捕したときは、あらかじめ指定された場所に依頼を受けた側が護送することを原則とする。
第3章 事件の引継ぎ等
(事件の引継ぎ等)
第10 警察官と警務官との間において事件の引継ぎ又は被疑者の引渡しを行うにあたっては、引き継ぎ又は引き渡す側において所定の事件引継書又は被疑者引渡書を正副2通作成し、正本を引き受ける側に交付し、副本に引き受ける側の署名押印を得てこれを保管するものとする。
2 警察官と警務官との間において証拠物件のみを引き渡す場合には、所定の証拠物件引渡書により前項に準じて行うものとする。
3 警察官又は警務官は、事件の引継ぎを受けた場合において、引き継いだ側の要求があったときは、その処理結果を通報するものとする。
第4章 自衛隊の行動時における協力
(自衛隊の行動時における協力)
第11 この協定は、自衛隊法第6章の規定による自衛隊の行動の場合(防衛出動の場合を除く。)における犯罪の捜査に関しても適用するものとする。この場合において、警察官と警務官とは、事態の特殊性にかんがみ、相互の連絡を緊密にし、積極的な協力関係を維持しなければならない。
第5章 雑則
(費用負担)
第12 第7第1項及び第2項、第8並びに第9の規定よりとった措置について特に要した費用は、依頼した側の負担とする。
(細目の取決め)
第13 警視庁又は都道府県警察本部(道警察の方面本部を含む。)と各級警務部隊とは、この協定の実施に関し必要な細目の取決めをすることができる。
附則
この協定は、昭和36年7月1日から実施する。
※原文縦書きを横書きに改めるに当たり、算用数字はアラビア数字に置き換えた。
※用字は初出のものとした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
編注1 誤記あればコメント欄で連絡願います(コメントは承認後の掲載となりますので、掲載を希望されない方はその旨付記願います。)。
編注2 上記依命通達とは別個に、「警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定について通達」(昭和36年6月24日丙捜一発14号。協定の解釈及び運用に関する、いわゆる「了解事項」)が存在します。
昭和36年6月10日乙刑発3号
各管区局長総監本部長
警察庁次長
本庁局課長校長所長宛
このたび、自衛隊法第96条第1項に定める犯罪の捜査に関し、当庁と防衛庁との間に別添のとおり協定が結ばれたので、その運用に遺漏のないようにされたい。
命により通達する。
(別添)警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定
国家公安委員会と防衛庁とは、自衛隊法(昭和29年法律第165号)第96条第1項に定める犯罪の捜査に関し、相互に協力するため、次のように協定する。
第1章 捜査の分担及び調整
(捜査の分担)
第1 自衛隊の施設(自衛隊の使用する船舶、庁舎、営舎その他の施設をいう。以下同じ。)内で行われた犯罪は、警務官(警務官補を含む。以下同じ。)が捜査を行うものとする。ただし、自衛隊の隊員(自衛隊法第96条に定める隊員をいう。以下同じ。)又は自衛隊の所有し、若しくは使用する物件に関係がない犯罪は、警察官が捜査を行うものとする。
2 自衛隊の施設外で行われた犯罪は、警察官が捜査を行うものとする。ただし、自衛隊の規律維持又は秘密保持に直接関係がある犯罪及び警務官が逮捕した現行犯人に係る犯罪は、警務官が捜査を行うものとする。
3 事案の性質により前2項の規定によることが適当でないと認められる犯罪については、前2項の規定にかかわらず、警察官と警務官とは、協議の上その分担を定めるものとする。
(捜査の調整)
第2 警察官と警務官との間に犯罪の捜査が競合していることが判明したときは、警察官と警務官とは、協議の上、第1の規定の趣旨に従って捜査の担当を定め、事件の引継ぎを行うものとする。
2 警察官が捜査している事件と警務官が捜査している事件とが関連していることが判明したときは、警察官と警務官とは協議の上、第1の規定にかかわらず、捜査に着手した時期、その後の捜査の便宜等を考慮して捜査の担当を定め、事件の引継ぎを行うものとする。
3 前項の場合において、警察官が捜査している事件が自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪に係るものである場合においては、警察官と警務官とは、相互に協議し、警察官が一括して処理することが適当と認めたときは、警察官に事件の引継ぎを行うものとする。
4 第1の規定により難い特別の事情があるときは、警察官と警務官とは、互に他にその捜査を依頼することができる。
第2 捜査の協力
(捜査の援助)
第3 警察官と警務官とは、犯罪の捜査に関し相互に援助を依頼することができる。
2 前項の規定により援助の依頼があったときは、依頼を受けた警察官又は警務官は、支障のない限り、これに応ずるものとする。
(相互通報)
第4 警察官と警務官とは、犯罪の捜査について参考となる事項を相互に通報するものとする。
2 警務官は、犯罪の捜査にあたり、この協定により警察官が捜査を分担すべき犯罪又は自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪を認知したときは、すみやかにこれを警察官に通報するものとする。
3 警察官は、犯罪の捜査にあたり、この協定により警務官が捜査を分担すべき犯罪を認知したときは、すみやかにこれを警務官に通報するものとする。
(施設内における捜査)
第5 警察官は、この協定により警察官が分担又は担当すべき犯罪の捜査を自衛隊の施設内において行う必要がある場合には、警務官にその捜査を依頼するものとする。
ただし、警察官が自ら捜査を行う特別の必要がある場合は、この限りでない。
2 警察官は、前項ただし書の場合又は自衛隊法第96条第1項に定める犯罪以外の犯罪の捜査を自衛隊の施設内において行う必要がある場合には、当該施設を管理する自衛隊の各機関(防衛庁本庁の内部部局、幕僚監部、統合幕僚会議、部隊、機関及び附属機関をいう。以下同じ。)の長に連絡してその捜査を行うものとする。この場合において、連絡を受けた者は、その捜査に必要な便宜を供與するものとする。
(逮捕の通報)
第6 警察官は、自衛隊の隊員を逮捕しようとするときは、あらかじめその隊員の所属する自衛隊の各機関の長に通報するものとする。
ただし、現行犯人を逮捕する場合その他やむを得ない事情がある場合には、逮捕したのち、速やかに通報するものとする。
(便宜供與)
第7 警察官は、警務官から鑑定、指紋対照その他の鑑識施設、鑑識資料若しくは鑑識技術の利用又は鑑識職員の派遣について依頼を受けたときは、支障のない限り、これに便宜を供與するものとする。
2 警察官は、警務官から留置場、調室その他の警察の施設の使用について依頼を受けたときは、支障のない限り、これに便宜を供與するものとする。この場合において、警察官から要求があったときは、警務官は、支障のない限り留置した被疑者の看守に必要な警務官を派遣するものとする。
3 警務官は、指紋、手口、写真、偽造通貨、銃器弾丸その他の必要な鑑識資料を警察官に送付するものとする。
(逮捕等の依頼)
第8 警察官と警務官とは、被疑者の逮捕、被疑者又は参考人の呼出し、取調べ、ぞう品の手配、その他の捜査に関し必要な事項を相互に依頼することができる。この場合において、依頼を受けた警察官又は警務官は、これに応じて必要な処置をするものとする。
(護送)
第9 第8の規定により被疑者の逮捕を依頼するにあたっては逮捕した被疑者の護送に関し、あらかじめ協議の上、必要な取決めを行うものとする。
2 前項の取決めについては、依頼を受けた側が被疑者を逮捕したときは、あらかじめ指定された場所に依頼を受けた側が護送することを原則とする。
第3章 事件の引継ぎ等
(事件の引継ぎ等)
第10 警察官と警務官との間において事件の引継ぎ又は被疑者の引渡しを行うにあたっては、引き継ぎ又は引き渡す側において所定の事件引継書又は被疑者引渡書を正副2通作成し、正本を引き受ける側に交付し、副本に引き受ける側の署名押印を得てこれを保管するものとする。
2 警察官と警務官との間において証拠物件のみを引き渡す場合には、所定の証拠物件引渡書により前項に準じて行うものとする。
3 警察官又は警務官は、事件の引継ぎを受けた場合において、引き継いだ側の要求があったときは、その処理結果を通報するものとする。
第4章 自衛隊の行動時における協力
(自衛隊の行動時における協力)
第11 この協定は、自衛隊法第6章の規定による自衛隊の行動の場合(防衛出動の場合を除く。)における犯罪の捜査に関しても適用するものとする。この場合において、警察官と警務官とは、事態の特殊性にかんがみ、相互の連絡を緊密にし、積極的な協力関係を維持しなければならない。
第5章 雑則
(費用負担)
第12 第7第1項及び第2項、第8並びに第9の規定よりとった措置について特に要した費用は、依頼した側の負担とする。
(細目の取決め)
第13 警視庁又は都道府県警察本部(道警察の方面本部を含む。)と各級警務部隊とは、この協定の実施に関し必要な細目の取決めをすることができる。
附則
この協定は、昭和36年7月1日から実施する。
※原文縦書きを横書きに改めるに当たり、算用数字はアラビア数字に置き換えた。
※用字は初出のものとした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
編注1 誤記あればコメント欄で連絡願います(コメントは承認後の掲載となりますので、掲載を希望されない方はその旨付記願います。)。
編注2 上記依命通達とは別個に、「警察と自衛隊との犯罪捜査に関する協定について通達」(昭和36年6月24日丙捜一発14号。協定の解釈及び運用に関する、いわゆる「了解事項」)が存在します。
2019年02月25日
上級生の「指導」「シバキ」「シゴキ」「イジメ」について(参照記事)
どちらかと言うと自分向けの備忘録として投稿するもの。
1 【トゥギャッターまとめ】防衛大学校でのイジメ報道に接しての、軍人に求められるストレス耐性と新人教育の在り方への一考察
2 【朝日新聞デジタル版】防衛大、過半数が下級生いびり 「粗相」数え、体毛に火を点ける
3 防衛大いじめ訴訟 上級生らに賠償命令、判決が確定
ストレスの耐性は,人それぞれ(個人差が激しい。)なのだが,たかが20歳前後の者が,1~2歳程度年下の者に対し,「指導」など笑止千万では。
少なくとも,私の職場でそのような場面を見たら,指導をした者に対し,「お前も指導される立場なんだが。後輩にオラオラしてんじゃない。」とお灸をすえるが。
防大は,上級生を指導する指導教官が少ないし,助教の曹クラスは防大生を指導しない,というか指導させない――曹クラスは業務分担からして学生舎に立ち入らない――のも,学生間指導に目が行き届かない原因だろう。
1 【トゥギャッターまとめ】防衛大学校でのイジメ報道に接しての、軍人に求められるストレス耐性と新人教育の在り方への一考察
2 【朝日新聞デジタル版】防衛大、過半数が下級生いびり 「粗相」数え、体毛に火を点ける
3 防衛大いじめ訴訟 上級生らに賠償命令、判決が確定
ストレスの耐性は,人それぞれ(個人差が激しい。)なのだが,たかが20歳前後の者が,1~2歳程度年下の者に対し,「指導」など笑止千万では。
少なくとも,私の職場でそのような場面を見たら,指導をした者に対し,「お前も指導される立場なんだが。後輩にオラオラしてんじゃない。」とお灸をすえるが。
防大は,上級生を指導する指導教官が少ないし,助教の曹クラスは防大生を指導しない,というか指導させない――曹クラスは業務分担からして学生舎に立ち入らない――のも,学生間指導に目が行き届かない原因だろう。
2018年07月29日
開校記念祭(平成30年度)について
防衛大学校の開校記念祭について
防大の公式サイトに,いつの間にか開校記念祭のスケジュールが掲載されていました。
平成30年度 第66回 開校記念祭(予定)
2018年11月10日(土)・11月11日(日)
行こうと思いましたが,沖縄からだと,まずホテルの確保。
ところが,,,,
いつものホテル(横須賀中央駅付近)は空室なし~~全滅!!!
でした(T_T)
どうしよう。
※遠泳ネタは,後日書きます。
防大の公式サイトに,いつの間にか開校記念祭のスケジュールが掲載されていました。
平成30年度 第66回 開校記念祭(予定)
2018年11月10日(土)・11月11日(日)
行こうと思いましたが,沖縄からだと,まずホテルの確保。
ところが,,,,
いつものホテル(横須賀中央駅付近)は空室なし~~全滅!!!
でした(T_T)
どうしよう。
※遠泳ネタは,後日書きます。
2018年06月23日
防衛大学校における学生間指導の在り方について
防衛大学校における学生間指導の在り方について
1か月以上更新していませんでした。
2週間に一度でいいので,定期的に更新したいのですが。。。。
さて。
おそらく,ほとんどの保護者が心配していることだと思いますし,私もとても心配しています。
(朝日新聞デジタル版,2018年6月22日05時00分の記事のキャプチャです)
実は,この報道が出る以前に,本人から何度か電話で「こういうことがあったけど,これってOKなの?!」みたいな相談を何度かもらっていました。
複数回にわたる聴取の結果,残念ながら,上級生から下級生に対する,暴力的な「指導」「シバキ」「シゴキ」「イジメ」は,依然として存在する――との結論に至りました。
顔面を手拳で殴打することは「自主規制」しているようですが(注1)
上級生が1学年に対し,その腹部を手拳で殴打する
上級生が1学年に対し,その臀部(お尻)を背後から足で蹴り付ける
上級生が1学年に対し,靴を着用している足の甲を,同じく靴で上から踏みつける
上級生が1学年に対し,帽子をかぶっている頭部を平手で叩きつける
など,身体に対する直接暴行は,いずれもあります(注2)。
いずれの暴行の場合,「お前は,前も言っただろうがぁ!!」みたいな罵声とセットですので,メンタル的にも大ダメージです。
注1:顔面を殴打すると,思いもかけず,鼻骨骨折したり,口腔内裂傷したりするから,つまり,傷害罪として立件されてしまうから,というもので,そういった診断書がでないように,傷害罪として立件されないようにやる,という姑息な理由です。
つまり,特段,下級生を思いやる気持ちからではなく,自己保身でしかありません。
注2:言うまでもなく,一線の部隊では,顔面の頬を1回平手打ちしただけでも暴行罪という刑事事件です。つまり警務隊案件。
そういう案件はゴロゴロあります(上司から部下,部下から上司,同僚同士などなど。)。
上記例示の暴力は,防大1学年本人が実際に体験したことのほか,目撃したことや,伝聞で知っていることが混在していますが(個人特定を避けるため,意識的に混在させています。),いずれも,耳を覆いたくなるような,保護者が聞きたくない話です。
そして,そういった暴力を受けた1学年は,
脱柵
自己都合退校
メンタルダウン
となります。
脱柵ですが,実際に,平成30年度(2018年度)にも,1学年の脱柵者がいたため,全学生(総勢約2000名)で防大敷地内などを一斉捜索しています。
一斉捜索の場合,「第○○中隊の捜索範囲は○○」というふうに,あらかじめ,捜索エリアが割り振られています。
過去多数の脱柵者捜索の経験則というかノウハウというか,効率よく発見・身柄確保するためのものであることは,一応理解できますが。。。
一斉捜索の理由ですが,端的に言うと,「自殺防止」もさることながら,「自暴自棄になった学生による新たな犯罪の未然防止」です。
※平成30年4月30日に,愛媛県内において,受刑者が脱走した事件を思い出して欲しい。
言うまでもなく,一線の部隊に出たときのストレス耐性を涵養することと,上級生による「指導」「シバキ」「シゴキ」「イジメ」のストレスは,全く異質なのでありますが,その異同については,防大生の上級生は,理解していない人が多いようです。
親としては複雑ですね。そういった上級生になって欲しくありませんね。
防大では,そういう旧慣が残存しており,「昭和」がまだ終わっていないのです。
では,このような暴力に対し,どのように対処すべきか?――これは次回に持ち越しです。
補足 今年度(平成30年度)は,既に,一部の中隊では,上級生による暴力的指導が問題となったため,指導教官から,「学生間指導全般について,一時中止する」の指示が出されたことがあるそうです(でも2週間ほどで解除となり,指導再開した模様。)。
1か月以上更新していませんでした。
2週間に一度でいいので,定期的に更新したいのですが。。。。
さて。
おそらく,ほとんどの保護者が心配していることだと思いますし,私もとても心配しています。
(朝日新聞デジタル版,2018年6月22日05時00分の記事のキャプチャです)
実は,この報道が出る以前に,本人から何度か電話で「こういうことがあったけど,これってOKなの?!」みたいな相談を何度かもらっていました。
複数回にわたる聴取の結果,残念ながら,上級生から下級生に対する,暴力的な「指導」「シバキ」「シゴキ」「イジメ」は,依然として存在する――との結論に至りました。
顔面を手拳で殴打することは「自主規制」しているようですが(注1)
上級生が1学年に対し,その腹部を手拳で殴打する
上級生が1学年に対し,その臀部(お尻)を背後から足で蹴り付ける
上級生が1学年に対し,靴を着用している足の甲を,同じく靴で上から踏みつける
上級生が1学年に対し,帽子をかぶっている頭部を平手で叩きつける
など,身体に対する直接暴行は,いずれもあります(注2)。
いずれの暴行の場合,「お前は,前も言っただろうがぁ!!」みたいな罵声とセットですので,メンタル的にも大ダメージです。
注1:顔面を殴打すると,思いもかけず,鼻骨骨折したり,口腔内裂傷したりするから,つまり,傷害罪として立件されてしまうから,というもので,そういった診断書がでないように,傷害罪として立件されないようにやる,という姑息な理由です。
つまり,特段,下級生を思いやる気持ちからではなく,自己保身でしかありません。
注2:言うまでもなく,一線の部隊では,顔面の頬を1回平手打ちしただけでも暴行罪という刑事事件です。つまり警務隊案件。
そういう案件はゴロゴロあります(上司から部下,部下から上司,同僚同士などなど。)。
上記例示の暴力は,防大1学年本人が実際に体験したことのほか,目撃したことや,伝聞で知っていることが混在していますが(個人特定を避けるため,意識的に混在させています。),いずれも,耳を覆いたくなるような,保護者が聞きたくない話です。
そして,そういった暴力を受けた1学年は,
脱柵
自己都合退校
メンタルダウン
となります。
脱柵ですが,実際に,平成30年度(2018年度)にも,1学年の脱柵者がいたため,全学生(総勢約2000名)で防大敷地内などを一斉捜索しています。
一斉捜索の場合,「第○○中隊の捜索範囲は○○」というふうに,あらかじめ,捜索エリアが割り振られています。
過去多数の脱柵者捜索の経験則というかノウハウというか,効率よく発見・身柄確保するためのものであることは,一応理解できますが。。。
一斉捜索の理由ですが,端的に言うと,「自殺防止」もさることながら,「自暴自棄になった学生による新たな犯罪の未然防止」です。
※平成30年4月30日に,愛媛県内において,受刑者が脱走した事件を思い出して欲しい。
言うまでもなく,一線の部隊に出たときのストレス耐性を涵養することと,上級生による「指導」「シバキ」「シゴキ」「イジメ」のストレスは,全く異質なのでありますが,その異同については,防大生の上級生は,理解していない人が多いようです。
親としては複雑ですね。そういった上級生になって欲しくありませんね。
防大では,そういう旧慣が残存しており,「昭和」がまだ終わっていないのです。
では,このような暴力に対し,どのように対処すべきか?――これは次回に持ち越しです。
補足 今年度(平成30年度)は,既に,一部の中隊では,上級生による暴力的指導が問題となったため,指導教官から,「学生間指導全般について,一時中止する」の指示が出されたことがあるそうです(でも2週間ほどで解除となり,指導再開した模様。)。
2018年05月05日
着校準備
着校の事前準備品
学生舎内でインターネットに接続するためには,いまさらながら,LANケーブルが必要だったみたい(100BASE-Tとか。)。
ゴールデンウィーク前に,「5月からネットにつなげていいって!ところで,LANケーブルは?」との連絡が。。。
(゜o゜)
LANコンセントは,自習室の各自の机のそばにあるとのことで,それほど長いケーブルはいらないようです。
学生舎でネット環境があることは,パンフレットにも書かれていましたが,漠然とワイヤレスだと思っていて,LANケーブルまでは気付きませんでした。
LANケーブル自体は,売店にも売っていますが――陳列されているのを見た記憶がありました――本人に「売店で調達するように」と伝えると,「売店に行く時間がないってば!!」となぜか逆切れモード。
あぁ,精神的な余裕がなくなっているのね。
ただ,入校式当日,学生舎に出向いた際に,同室の3学年がパソコン詳しそうな方だったので,本人には,「その先輩ならPCに詳しいはずで,LANケーブルは余分に持っていると思うので,お願いして借りてください」と連絡したところ,貸してもらえたとの返事がありました。
あぁ,入校式当日の朝,学生舎に行って,自習室を見に行って,同室の先輩方に挨拶したことが,こんな形で役に立つなんて。
余談
学生舎内では,いずれ,外付けハードディスクが必要になるみたいです。
USBメモリに入らないデータのやり取りをするためだそうですが,そんなに重たいデータなんて,動画しか思いつかないのです――
2018年05月04日
午餐会の招待状
午餐会の案内状
着校日前日(平成30年3月31日)までには,午餐会の招待状は未着でした。
入校請書(にゅうこううけしょ)を郵送した際に,午餐会の申込書も記入して,同封郵送していましたが,いざ,届かないとなると,「あれ,申込書は,送った・・・よね?」とちょっと不安。
予定では,3月30日頃までに届いているはずでした。
ただ,着校日当日は,正門前は「保護者は話しかけるな」オーラが全開でしたので,正門付近にいた職員や学生には,話しかけることはできませんでした。
とはいえ,4月1日の夜,着校見送りから帰宅すると,招待状が届いていました。
(^_-)-☆
午餐会の招待状,と書きましたが,正確には,
平成30年度 入校式典招待状(入校生家族案内用招待状)
との書面でした。
封筒の写真を撮るのを失念していましたが,真っ白な封筒でフォーマル感が出ていました。
招待状はA4で,表面の招待状は縦書き,裏面の家族向けの説明文は横書きでした。
正直なところ,1枚の書面で,縦書きと横書きが混在すると,ちょっとチグハグかな。
さて,この書面で,入校式当日は,例年どおり
期日 平成30年4月5日(木)午前10時
行事 ①入校式10:00~
②観閲式11:50~
③午餐会13:20~
とのスケジュールだと確認できました。
あとは,新年度早々,仕事を2日休むだけです。
2018年04月29日
コメントについて
このブログにコメントをチラチラいただいているところです。
ありがとうございます。
とある方のご提案から,ブログのタイトルを「家族会」に変更しました。
時代に即しての対応でありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
※平成30年4月30日内容変更+誤記訂正
ありがとうございます。
とある方のご提案から,ブログのタイトルを「家族会」に変更しました。
時代に即しての対応でありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
※平成30年4月30日内容変更+誤記訂正
2018年04月29日
防衛大学校の着校日について
防衛大学校の着校日は,例年,4月1日と決まっているようです。
着校のしおりには,08:30~11:30に来るようにとの指示でしたので,沖縄からだと,必然的に前日入りです。
また,平成30年4月1日は,日曜日だったこともあり,仕事を休まなくてもよかったので,防大まで見送ることにしました。
こういう面が過保護で心配性なんですね(苦笑)。
さて,一生に一度しかない着校日同伴――当たり前だ。二度目の着校日はありません!――ですが,教訓は次のとおりです。
1 飛行機のチケットが微妙。
結論から言うと,チケットは確保できましたが,「入校する!」との決断が遅かったため,空席状況はきわどいものでした。
2 ホテルが全敗。
ホテルは,いつも使っている楽天トラベル,じゃらんなど,横須賀周辺のホテルは全滅でした。
そこで,着校のしおりに記載されている全部のホテルに電話アタックしましたが,,,,
(ホテルマン)
「いやー,さすがに3月31日は,キャンセル待ち受付できません。
防衛大学校の入校ですか?
既にご存知かもしれませんが,3月31日のご宿泊は,1年前から予約が入り始めます。
推薦合格発表の10月から埋まり始めて,一般入試の一次合格発表の12月には,全部埋まります。
この時期(2月ね。)の予約は,どこのホテルも無理だと思います。
横浜あたりだと,取れるかもしれません。」
――と,なんとも無慈悲なお言葉。。。ホテルマン,正直すぎるよ。。。。
いえね,初動が遅れたのがたたっているのは分かるんですが,これほどとは・・・・。
なので,宿泊場所は赤木町駅と関内駅近くのホテルに横浜平和プラザホテルになりました。
3 着校日は,馬堀海岸駅を利用したほうがいい。
横浜中央駅付近のホテルを確保し,京急バス始発に乗ればいい――そうお考えの方もいらっしゃるかと思いますが。
結論から言うと,着校日である4月1日は,馬堀海岸駅まで行ったほうがいい感じです。
横須賀中央駅→路線バス→防衛大学校,というルートについて言うと――
(+)路線バスの始発で着席できる
(-)入校者は,大量の荷物を持っているので,乗り降りの時間が相当かかる。
スーツケースが邪魔で座りにくい(座れたようですが,相当不便。)。
結果として,バスに乗っている時間が長い。
さらに,防大に到着したら,降車に時間がかかる(みんながSuicaを持っているわけではない。)。
降車後も長蛇の列の最後尾に並ばないといけない。
――など,着校日に関して言うと,デメリットが多いかな。
なので,京急で馬堀海岸駅まで行き,タクシーを利用していくのがいいです。
午前8時15分過ぎで,この長蛇の列。
逆に,せっかく馬堀海岸駅まで行くのなら,同駅から防大までは,路線バスを利用するのは下策です。
なぜなら,路線バスは横浜中央駅を出発した時点で満席なので,馬堀海岸駅バス停に来た時点で,「乗車できません。」と無慈悲な対応が待っているからです。
バスを待つだけ無駄です。
あきらめて,タクシーを利用したほうがいいです。
金額はレシートを紛失して確定的にはいえませんが,1000円以下だったという記憶です。
なので,入校者同志で乗り合わせれば,バス賃+αで行けると思います。
4 フライング気味で着校せよ
各種情報から,「着校日は多少フライング気味で来た方がいい」と思っていました。
ので,当日は,08:15過ぎには到着しましたが,既に長蛇の列。。。
先頭の人は,一体何時に来たのだろう?
印象ですが,08:15の時点で,約150名程度が並んでいた印象です。
09:00までには,300名が着校した印象です。
09:00を過ぎると,順番待ちの列はほとんどなく,バスやタクシーから降車した人がそのまま受付をする――そんな印象でした。
10:00を過ぎると,バスから降車する人もまばらで,受付の担当官も手持ち無沙汰でした。
ちなみに,保護者同伴できているのは,3分の1くらいな印象。
同じ地本からや,同じ高校から来ている人は,話し相手がいるので,保護者同伴でなくてもいいかもしれません。
5 着校者らしき人を信じるな。
利用する電車の路線によっては,「あ,この人は防大に着校するのかな?」と思う風貌の人がチラチラいます。
間違っても,「その人に付いていこう」と思わないことです。
自分で調べたジョルダンとかナビタイムを信じたほうがいいです。
なぜなら,その「着校すると思しき人」も,地方から来ていて,電車の乗り換えに間違うこともあるからです。
私が見たのは,とある地本の腕章をはめて引率とおぼしき人が,「あ,間違えた。。。」と言って,違う路線に乗り込んだ。。。
その引率者の後を数名の丸刈り+スーツケース持参者がいたのは,何かの見間違いだろうか。。。。
6 桜を愛でよ
平成30年4月1日,晴天でした。
着校のしおりに記載されているとおり,保護者は入れません。
桜は満開。
着校を祝福しているようです――と感傷に浸ることはできません。
本人は,無言で列に並んでおり,私も話しかける言葉もありません。
本人は,受付を済ませ,正門を通り,何度も何度も振り返り,手を振るわけでもなくスーツケースを曳いていく。
私は,その後姿を見えなくなるまでじっと見る。
本当にこれでよかった(防大でよかったか?)と自問自答しなかった訳ではありません。
今なら引き返せる――と思わなかった訳でもありません。
私は,ただ,ただ,後姿を見送るしかありませんでした。
悲壮感とか哀愁がなかったわけではありませんでした。(ToT)/~~~
沖縄からだと,結構な強行スケジュールでしたが,着校を見送ってよかったと思いました。
着校のしおりには,08:30~11:30に来るようにとの指示でしたので,沖縄からだと,必然的に前日入りです。
また,平成30年4月1日は,日曜日だったこともあり,仕事を休まなくてもよかったので,防大まで見送ることにしました。
こういう面が過保護で心配性なんですね(苦笑)。
さて,一生に一度しかない着校日同伴――当たり前だ。二度目の着校日はありません!――ですが,教訓は次のとおりです。
1 飛行機のチケットが微妙。
結論から言うと,チケットは確保できましたが,「入校する!」との決断が遅かったため,空席状況はきわどいものでした。
2 ホテルが全敗。
ホテルは,いつも使っている楽天トラベル,じゃらんなど,横須賀周辺のホテルは全滅でした。
そこで,着校のしおりに記載されている全部のホテルに電話アタックしましたが,,,,
(ホテルマン)
「いやー,さすがに3月31日は,キャンセル待ち受付できません。
防衛大学校の入校ですか?
既にご存知かもしれませんが,3月31日のご宿泊は,1年前から予約が入り始めます。
推薦合格発表の10月から埋まり始めて,一般入試の一次合格発表の12月には,全部埋まります。
この時期(2月ね。)の予約は,どこのホテルも無理だと思います。
横浜あたりだと,取れるかもしれません。」
――と,なんとも無慈悲なお言葉。。。ホテルマン,正直すぎるよ。。。。
いえね,初動が遅れたのがたたっているのは分かるんですが,これほどとは・・・・。
なので,宿泊場所は赤木町駅と関内駅近くのホテルに横浜平和プラザホテルになりました。
3 着校日は,馬堀海岸駅を利用したほうがいい。
横浜中央駅付近のホテルを確保し,京急バス始発に乗ればいい――そうお考えの方もいらっしゃるかと思いますが。
結論から言うと,着校日である4月1日は,馬堀海岸駅まで行ったほうがいい感じです。
横須賀中央駅→路線バス→防衛大学校,というルートについて言うと――
(+)路線バスの始発で着席できる
(-)入校者は,大量の荷物を持っているので,乗り降りの時間が相当かかる。
スーツケースが邪魔で座りにくい(座れたようですが,相当不便。)。
結果として,バスに乗っている時間が長い。
さらに,防大に到着したら,降車に時間がかかる(みんながSuicaを持っているわけではない。)。
降車後も長蛇の列の最後尾に並ばないといけない。
――など,着校日に関して言うと,デメリットが多いかな。
なので,京急で馬堀海岸駅まで行き,タクシーを利用していくのがいいです。
午前8時15分過ぎで,この長蛇の列。
逆に,せっかく馬堀海岸駅まで行くのなら,同駅から防大までは,路線バスを利用するのは下策です。
なぜなら,路線バスは横浜中央駅を出発した時点で満席なので,馬堀海岸駅バス停に来た時点で,「乗車できません。」と無慈悲な対応が待っているからです。
バスを待つだけ無駄です。
あきらめて,タクシーを利用したほうがいいです。
金額はレシートを紛失して確定的にはいえませんが,1000円以下だったという記憶です。
なので,入校者同志で乗り合わせれば,バス賃+αで行けると思います。
4 フライング気味で着校せよ
各種情報から,「着校日は多少フライング気味で来た方がいい」と思っていました。
ので,当日は,08:15過ぎには到着しましたが,既に長蛇の列。。。
先頭の人は,一体何時に来たのだろう?
印象ですが,08:15の時点で,約150名程度が並んでいた印象です。
09:00までには,300名が着校した印象です。
09:00を過ぎると,順番待ちの列はほとんどなく,バスやタクシーから降車した人がそのまま受付をする――そんな印象でした。
10:00を過ぎると,バスから降車する人もまばらで,受付の担当官も手持ち無沙汰でした。
ちなみに,保護者同伴できているのは,3分の1くらいな印象。
同じ地本からや,同じ高校から来ている人は,話し相手がいるので,保護者同伴でなくてもいいかもしれません。
5 着校者らしき人を信じるな。
利用する電車の路線によっては,「あ,この人は防大に着校するのかな?」と思う風貌の人がチラチラいます。
間違っても,「その人に付いていこう」と思わないことです。
自分で調べたジョルダンとかナビタイムを信じたほうがいいです。
なぜなら,その「着校すると思しき人」も,地方から来ていて,電車の乗り換えに間違うこともあるからです。
私が見たのは,とある地本の腕章をはめて引率とおぼしき人が,「あ,間違えた。。。」と言って,違う路線に乗り込んだ。。。
その引率者の後を数名の丸刈り+スーツケース持参者がいたのは,何かの見間違いだろうか。。。。
6 桜を愛でよ
平成30年4月1日,晴天でした。
着校のしおりに記載されているとおり,保護者は入れません。
桜は満開。
着校を祝福しているようです――と感傷に浸ることはできません。
本人は,無言で列に並んでおり,私も話しかける言葉もありません。
本人は,受付を済ませ,正門を通り,何度も何度も振り返り,手を振るわけでもなくスーツケースを曳いていく。
私は,その後姿を見えなくなるまでじっと見る。
本当にこれでよかった(防大でよかったか?)と自問自答しなかった訳ではありません。
今なら引き返せる――と思わなかった訳でもありません。
私は,ただ,ただ,後姿を見送るしかありませんでした。
悲壮感とか哀愁がなかったわけではありませんでした。(ToT)/~~~
沖縄からだと,結構な強行スケジュールでしたが,着校を見送ってよかったと思いました。
2018年04月06日
着校日と入校日など
着校日と入校式。
何かと書きたいネタが多すぎで整理中です。
( ..)φメモメモ
未確認情報ですが,平成30年4月入校者(第66期生)は,史上最大級の新入生だったそうです。
具体的には,平成30年4月1日現在で,約560名が着校したとのこと。
もっとも,平成30年4月5日現在では,531名が着校式に臨みました。
つまり,4月1日~4日の4日間に,約30名が退校したようです。。。。。
何かと書きたいネタが多すぎで整理中です。
( ..)φメモメモ
未確認情報ですが,平成30年4月入校者(第66期生)は,史上最大級の新入生だったそうです。
具体的には,平成30年4月1日現在で,約560名が着校したとのこと。
もっとも,平成30年4月5日現在では,531名が着校式に臨みました。
つまり,4月1日~4日の4日間に,約30名が退校したようです。。。。。
2018年03月14日
防衛大学校の総合情報図書館について
総合情報図書館について
たった1回の訪問でを書いていますが――ご容赦ください。
沖縄から防衛大学校に行く機会なんて,そう何度もないと思います。
もし防大に行く機会があれば,総合情報図書館は,ぜひ訪問したほうがいいです。
では,何を見るべきか?
閲覧室内の出入口付近には,著名人(海軍人や文化人)のありがたいお言葉の掛け軸などが掲示されていますが,そんなものは,別の書籍で紹介されているだろうから見なくていいです。
この図書館で見るべきは,1階奥にある,卒業アルバム(※1)です。
期別に整理されていて,手にとって閲覧できます。
防衛大学校の卒業生がいれば(※2),その期のアルバムを見てもいいでしょう。
逆に知人がいなければ,新しいアルバムから見たほうがいいと思いました。
そのアルバムですが,定番どおり
校長先生や講師の写真
着校時,入学式,遠泳,棒倒しなどの年間行事
部活動などの写真
大隊・中隊・小隊ごと――高校までならクラスごとに相当するものか――に並べられた,個々人の写真
個々人の写真脇に卒業時のコメント
索引(インデックス)
などで構成されています。
これらの中で,特に見るべきは,
年間行事の写真
個人写真に付記されたコメント
だと思います。
年間行事の写真は,学生が本当にいろいろな表情をしていて,「あぁ,年相応の笑顔,泣き顔だなぁ。」と,ある意味保護者が一安心するものでした。
個人写真に付記されたコメントは,同期や両親に対する感謝の言葉,今後の抱負,本音(「全寮制がきつかった。」など。)などが,赤裸々に書かれていて,「こういう話を聞きたかった。」と,写真とは違う意味で,保護者が一安心するものでした。
写真そのものは,防大かわら版と似た雰囲気はありますが,卒業アルバムのほうが,かわら版よりも,学生の素顔に迫った写真だと思います。
※1 当然ですが,卒業アルバムは写真撮影禁止です。
※2 職員にうかがったところ,いわゆる任官拒否者も本校の卒業生であることに代わりないので,アルバムに搭載されているとのこと。
この写真は,記念講堂2階席からすぐ外のテラス(?)にある彫刻像「国の護り」です。
意外に大きくて,台座だけでも120cmはありそうでした。
レリーフ板の説明文も併せてご覧ください。
たった1回の訪問で
2018/03/04
沖縄から防衛大学校に行く機会なんて,そう何度もないと思います。
もし防大に行く機会があれば,総合情報図書館は,ぜひ訪問したほうがいいです。
では,何を見るべきか?
閲覧室内の出入口付近には,著名人(海軍人や文化人)のありがたいお言葉の掛け軸などが掲示されていますが,そんなものは,別の書籍で紹介されているだろうから見なくていいです。
この図書館で見るべきは,1階奥にある,卒業アルバム(※1)です。
期別に整理されていて,手にとって閲覧できます。
防衛大学校の卒業生がいれば(※2),その期のアルバムを見てもいいでしょう。
逆に知人がいなければ,新しいアルバムから見たほうがいいと思いました。
そのアルバムですが,定番どおり
校長先生や講師の写真
着校時,入学式,遠泳,棒倒しなどの年間行事
部活動などの写真
大隊・中隊・小隊ごと――高校までならクラスごとに相当するものか――に並べられた,個々人の写真
個々人の写真脇に卒業時のコメント
索引(インデックス)
などで構成されています。
これらの中で,特に見るべきは,
年間行事の写真
個人写真に付記されたコメント
だと思います。
年間行事の写真は,学生が本当にいろいろな表情をしていて,「あぁ,年相応の笑顔,泣き顔だなぁ。」と,ある意味保護者が一安心するものでした。
個人写真に付記されたコメントは,同期や両親に対する感謝の言葉,今後の抱負,本音(「全寮制がきつかった。」など。)などが,赤裸々に書かれていて,「こういう話を聞きたかった。」と,写真とは違う意味で,保護者が一安心するものでした。
写真そのものは,防大かわら版と似た雰囲気はありますが,卒業アルバムのほうが,かわら版よりも,学生の素顔に迫った写真だと思います。
※1 当然ですが,卒業アルバムは写真撮影禁止です。
※2 職員にうかがったところ,いわゆる任官拒否者も本校の卒業生であることに代わりないので,アルバムに搭載されているとのこと。
この写真は,記念講堂2階席からすぐ外のテラス(?)にある彫刻像「国の護り」です。
意外に大きくて,台座だけでも120cmはありそうでした。
レリーフ板の説明文も併せてご覧ください。